マイカースポンサー 表示物と広告物の違いとは?

記事内にはアドセンス広告等が掲載されています

マイカースポンサー広告物と表示物の違い

マイカースポンサーの公式サイトのステッカーをチェックしていますと?

先着応募プラン( 表示物 )
スポンサー:㈱カローゼット
広告サイズ:A3 ×2枚
貼 付 期 間:2020.03.01~03.31
スポンサー料:1500円

抽選応募プラン( 広告物 )
スポンサー:28BLACK
広告サイズ:A3×2枚
貼 付 期 間:2019.12.01~12.31
スポンサー料:50,000円 5名

どちらも、A3
( 29.7cm×42cm )×2枚 ですが

㈱カローゼット: 表示物
28BLACK: 広告物 となります。

同一サイズの広告ステッカーなのになぜ?
表示物と広告物の違いを調べてみました。

屋外広告物の規制は
条例で定められています

都道府県・政令市・中核市が屋外広告物法に基づき屋外広告物条例を定め、市町村においても都道府県と協議の上、屋外広告物条例を定め必要な規制を行う事ができます。

東京都が令和元年5月に発行した「 屋外広告物のしおり 」内の 電車又は自動車の車体の外面を利用する広告物等 (15P)
下記の記載があります。

ア 車体利用広告
種別:乗用車、貨物自動車、バス又は電車

許可の基準・規制等

○許可が不要な広告物

  • 所有者又は管理者の氏名、名称、店名又は商標を表示するもの
  • 自動車の車体に非営利広告物(規則第18条第一号)を表示するもの

〇許可を受けて出せる広告物

  • 所有者又は管理者が自己の事業又は営業の内容を表示するもの

 

東京都屋外広告物条例施行規則
( 非営利広告物等 )
第18条

条例第17条の非営利広告物等は、次の要件に該当する広告物等とする。


次に掲げるいずれかの事項を表示するためのものであること。

  • 収益を目的としない宣伝、集会、行事及び催物等(イ)
  • 政党その他の政治団体、労働組合等の団体又は個人が政治活動又は労働運動として行う宣伝、集会、行事及び催物等(ロ)


表示期間が30日以内であること。


表示面積がはり紙(ポスターを含む。以下同じ。)及びはり札等(条例第7条第2項に規定するはり札等をいう。以下同じ。)にあっては1㎡以下、立看板等(同項に規定する立看板等をいう。以下同じ。)にあっては3㎡以下であること。

広告面又は見やすい箇所に表示者名又は連絡先を明記してあること。・・・・・

と記載されています。

規則第18条
(非営利広告物等)と先着応募プランと比較すると?

先着応募プラン( 表示物 )

スポンサー
:㈱カローゼット
カローゼット ステッカー
:表示者名が記載されています

広告サイズ
:A3 ×2枚
:59.4cm×84cm
:1㎡以下

貼 付 期 間
:2020.03.01~03.31
:一ヶ月以内

ここまでは東京都が規定する、許可が不要な広告物(非営利広告物)と全て一致しています。

収益を目的としない宣伝、集会、行事及び催物等(イ)の解釈について
(株)モノクス以前、マイカースポンサーを運営していた(株)オートプラスの2018年10月25日に掲載したプレスリリースによりますと、以下の様に記載されています。

広告収入ではなく権利収入と主張しているところがポイントです。

権利収入とは、※※の権利によってもたらされる収入のことで、「 金持ち父さん貧乏父さん(本) 」で有名になりました、簡単に説明しますと「不労所得」(労働する必要がない所得)のことを言います。
例えば以下の所得を指します。

預金利息
株式配当
債券の利息
先物や外国為替証拠金取引の売買益
不動産(家賃収入)
生命保険給付金
年金など

(株)オートプラスは、リアウインドウに広告ステッカーを貼付することは、権利収入「不労所得」を得る行為であるため収益を目的としない宣伝行為と主張したと推測されます。

実際にマイカースポンサーのステッカーを貼付した自家用車が国内を走行していますから、「権利収入」との主張が認められたことになります。

従来の殻を破る画期的な主張です!

 

株式会社オートプラス
特 徴
従来の交通広告では、公共性が高い媒体のため媒体審査があります。
そのため掲載まで時間がかかり交通機関が発達していない地方では
・効果が薄い
・広告効果が測りづらい
・費用が高い、という課題を抱えていました。


この度提供するマイカースポンサーでは交通広告のメリットはそのままにデメリット全てをカバーすることができます。

そしてバナーとしての効果もDMとしての役割も果たします。


また『権利収入として個人車のリアガラスの権利を主張』『個人が企業とスポンサー契約ができる』という新鮮さが特長です。

抽選応募プラン
はなぜ広告物になるの?

先着応募プランが「表示物」となり、抽選応募プランが「広告物」になる理由として、抽選応募プランは

広告主様が提示するアンケートに答えてもらった人の中から、抽選で豪華シールや商品がもらえるプランですと記載されています。

アンケートに回答して頂いたドライバーの中から抽選となるため、アンケートに回答する行為が「労働収入」と判断されると推測されます。

広告収入をGETするためにアンケートを記載するとなれば、「権利収入」ではなくなり「労働収入」となるため、「広告物」として取り扱われるととのロジックと考えます。

マイカースポンサー
表示物と広告物の違いまとめ

通常「車体利用広告」を自治体に申請するためには、

・許可申請者
・デザイン図
・意匠等作成経過報告書
・仕様書
・車体の寸法図
・使用車両一覧
・自己点検報告書
・カラー写真
・承諾書
・委任状
・広告主等変更届

などが必要となります。
一般的に審査に数日、許可書および標識票の交付まで申請手数料入金後、7日~10日ほどの日数を要します。

(株)オートプラスは、地方自治体が規制する「車体広告物条例」等の解釈に穴を空けたことになります。

当時の(株)オートプラスは、「広告効果評価システム」
(当サイト内の別記事)の特許を取得したり、「車体広告物条例」等の解釈に穴を空けるなど、かなりアグレッシブな会社と解釈されますね!

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