マイカースポンサーで利用されている特許とは何?

記事内にはアドセンス広告等が掲載されています

マイカースポンサー特許ポスター

(株)モノクスが運営しているマイカースポンサーのサイトを拝見しますと、「特許第6475384号」「 登録商標第519039881」と記載されています。

登録商標とは、「マーク」「ネーミング」を財産として守るのが「商標権」とされていますので、「マイカースポンサー」のネーミングとアイキャッチ画像に掲示している「ロゴマーク」を商標権として登録されたと推察できますが、「特許第6475384号」と記載されても特許の内容が良くわかりませんよね!

「特許第6475384号」の特許内容と(株)モノクスの強みをが何かを探ってみました。

マイカースポンサーの
特許第6475384号とは?

検索システムを利用して特許内容の要旨を調べてみました。

すると以下の様に表示されました。

課題
自動車を含む風景が撮像された画像に基づいて、当該自動車に掲示された広告物による広告効果を評価。

解決手段
管理サーバは、ドライブレコーダにより撮像された画像を含む撮像データを、ネットワークを介して取得。

ドライブレコーダは、自動車の車室内から自動車の窓を通して車外の風景を撮像し、その撮像された画像を記録するように構成されたもの。

管理サーバは、取得された撮像データに含まれる画像の中から、自動車の当該画像内に写っている部位に掲示されている特定の広告物の設置状況を認識する。

そして、管理サーバは、認識された広告物の設置状況に基づいて、当該広告物による広告効果に関する評価を決定する。

 

モノクス特許第6475384号 解説図

モノクス特許第6475384号 解説図

項 目 内 容
出 願 人 (株)オートプラス
権 利 者 (株)モノクス
発 明 者 ×× 聡美
出 願 日 2018.06.29
公 開 日 2020.01.09
登録番号 JP6475384B
登   録
発 行 日

2019.02.27
特   許
事 務 所

名古屋国際特許法人

2019年4月1日 中部経済新聞の記事によると、”(株)オートプラスが2019年6月から、一般家庭のマイカーを移動広告として活用する新規事業に乗り出す” と記載されています。

経緯はわかりませんが、当初は(株)オートプラスが手掛けていたため、出願人と権利者が異なる様です。

ちなみに記事中の、発明者 ×× 聡美氏は(株)オートプラスの取締役と記載されています。

中古車販売を手掛けるオートプラス(本社名古屋市中区丸の内3の19の23、井野貴文社長、電話052・951・7307)は、一般家庭のマイカーを移動広告として活用する新規事業に乗り出す。

ユーザー登録をした人がマイカーに広告主のシールを貼ることで、スポンサー料を得る仕組み。

こうしたサービスの提供は、日本で初めてという。6月にも、全国で本格展開を始める。(竹田ゆりこ)

残り645文字/全文827文字

マイカースポンサー
の特許概要

上記の特許内容の要旨をチェックしますと、広告ステッカーが掲載期間中に契約通りに車のリアガラスの外側に貼付されていたか?をチェックするシステムの様ですね。

 

  • 自動車の車室内から自動車の窓を通して車外の風景を撮像し、その撮像された画像を記録する
  • 撮像データに含まれる画像の中から、自動車の当該画像内に写っている部位に掲示されている特定の広告物の設置状況を認識する

と記載されています。

当初、リアガラスにステッカーを貼付した位置と、掲載期間終了後にリアガラスに貼付されている広告ステッカーの位置がずれていないかをチェックするシステムの様です。

当初に貼付した位置と掲載後に貼付されているステッカーの位置が物理的にずれていた場合にチェックが入るシステムと思われます。

マイカースポンサー登録時にダウンロードするアプリの中に「日付が改ざんできない仕様」と「貼付された広告ステッカーの位置確認」システムが組み込まれていると思われます。

車内から撮影するステッカーの認識NOの位置で判断していると推測されます。

なお、最近になって分かったのですが(2020.02月)、特許を取得した「広告効果評価システム」を上記では

広告ステッカーが掲載期間中に契約通りに車のリアガラスの外側に貼付されていたか?をチェックするシステム

と記載しましたが、あくまで「広告効果評価システム」の一部機能です。

本来の特許内容は、ドライブレコーダーを車の室内に設置し、室内から貼付された広告ステッカーをリアガラス越に撮影し、画像に写り込んだ車や歩行者の状況を画像処理によって認識し広告効果を評価するシステムの様です。

撮影された画像を通信ネットワークを利用してサーバーに画像データを取込み画像処理後に広告効果を判定します。

広告効果が高いと判断される状況とは?

  • 車や人が頻繁に撮影されるほど広告が見られたと判断し広告効果が高い
  • 車や人の遠近についても、ステッカーから近距離で撮影されるほど広告効果が高い
  • 車の走行速度が速いよりも遅い方が広告効果が高いと評価されます

上記を点数化して、リアウインドウに貼付した広告効果を判定するシステムです。

「広告効果評価システム」の一部機能として、不正防止システムがある様です。

現状は取得した特許内容の一部機能しか利用されていないことになります。

モノクスの強み

マイカースポンサーとは、御自身が所有する車のリアウインドウにお気に入りのステッカーを貼って一ヶ月走行するとクライアントからスポンサー料( 広告掲載料 )が頂けるシステムです。


画期的なビジネスモデルですが、広告ステッカーを掲載するスポンサーの立場になりますと、一ヶ月の掲載期間中にステッカーを貼って、スポンサーの商品などを宣伝しながら本当に走行しているか不安になりますよね。


スポンサーが抱える根本的な不安を物理的に解決するのが本システム(特許第6475384号)です。

上記の図では、インターネット回線に広告出稿者(スポンサー)の端末が接続されていることから、スポンサーも確認できる仕組みがあると思われます。

マイカースポンサーのビジネスモデルは本システム無しには成立しないと言っても良いのではないでしょうか。

モノクスの強みは、掲載期間中の広告ステッカーをきちんと貼付されていたか物理的にチェックできるシステムの特許を保有している事ですね。

特許を取得しているため、他の企業が同様なビジネスモデル参入する場合、新たにチェックシステムを構築するか、パテント料を支払って利用する状況となります。

上記が(株)モノクスの強みになります。

マイカースポンサー
特許のまとめ

マイカースポンサーのサイトを見ますと、ステッカーは常に売り切れ状態です。
需要サイドは問題ありませんね。

スポンサー側についても、車のリアガラスに広告ステッカーの貼付が保証されているのであれば、ビジモデルの認知とともに少しづつ掲出依頼が増えてくるのではないでしょうか?

加えて、抽選(応募型プラン)では応募時にアンケートのデータも取れますし、運転免許証などから掲出地域を選択することも可能です。

特許権は出願日から20年ですから、2038年まで、
スポンサー、ドライバーにとってもwin-winのビジネスモデルですね。

最後に
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保険会社は、店舗を保有する「代理店型」と店舗を保有しない「ダイレクト型(通販型)」に分かれます。

代理店型は、店舗賃料、店舗人件費、販売経費などの維持コストを保険料に上乗せするため、同一の保険内容であれば、代理店型はダイレクト型よりも保険料が高くなります。

加入されている保険会社が代理店型の場合、「ダイレクト型(通販型)」に変更されますと、年間保険料が20,000円以上お安くなる可能性が高いですね!

また、「ダイレクト型(通販型)」の自動車保険に加入していたとしても、年齢、性別、家族構成、等級、免許証の色、用途、年間走行距離などの加入者条件によって、各保険会社が設定する保険料率の設定が異なるため、結果として保険料に差が生じます。

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記事をまとめましたので、興味がある方はチェックしてくださいね!

本サイト内の記事にて御案内します。


マイカースポンサーについて解説しています
( 本サイト内の別記事にてご紹介 )。
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以 上
マイカースポンサーで利用されている特許とは何?でした。

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